老後、生活するなら、田舎か、都会か、について、即答できます。
老後、暮らしやすいのは、間違いなく都会です。
老後に田舎へ移住する人がいますが、お勧めしません。
田舎で、これがしたいと、よほどの目的意識があれば別ですが、
単に自然の中で、ゆっくり暮らしたいと考えている人は、やめておいた方がいいです。
私は、都会から田舎に来て、30余年。
当時、私は、田舎の自然の中で暮らしてみたいという気持ちもありましたが、
仕事や生活に行き詰まり、単に環境を変えたかったのだと思います。
若かったので、後先考えず、行動力が、ありました。
温暖な静岡育ちのカミサン、1歳の長男と共に雪国の田舎へ、今風に言えば移住です。
現在、60代、ほぼ健康、まだ、若い頃と変わらず生活上の事は、こなせます。
しかし、これからは、どうでしょうか。
田舎暮らしには、車が必須ですが、いつまで運転できますか。
買い物、病院、役所など、車が必要です。特に冬は、厳しいです。
田舎では、電車、バスは、実用的ではありません。
田舎は、どこも急速な人口の減少があり 、税収も減少するので、
行政サービスは、行き届かなくなります。所謂、公共事業です。
田舎は、働くこと、学ぶことに限界があり、子供らは、都会へ流れます。
子供がいません。小中高の学校統合がどんどん進んでいます。
万一、田舎で別な会社に転職しようと思っても、会社自体が少ないので、
転職しようにも選択肢がありません。
積雪のある田舎で、体力的に除雪は、いつまで、できますか。
住居周囲の除雪は、最低限必要です。それなりに体力が入ります。
自力での除雪ができなければ、生活できません。
現地の野菜など農作物は新鮮ではありますが、
恐らく、生活費は、都会と、さほどかわりません。
田舎は、一戸建てがほとんどですが、結構、修繕費がかかります。
広い家屋の管理は、それなりに大変です。草刈りも必要です。
自然は、豊かで、ランニングやサイクリングには、適していますが、
田舎は、田畑、山、雪、どごでも同じような景色で飽きます。
とにかく、田舎は、刺激が乏しいです。
高齢者は、認知症が進むかも知れません。
芝居、コンサート、買い物、イベントなど、都会では、身近なものがありません。
外では、農作業以外で歩いている人は、少ないです。
外に出るような用事がないのです。つまらないのです。
田舎は、行動力、移動手段がある若いうちは、いいですが、
老後には、不向きです。
益々、人口減が、進む世の中、老後は、できれば、都会です。
私は、今から都会に行くだけの経済力は、ありません。
だから、何とか、田舎で、生き抜くつもりです。
今は、体力があるので、特に不自由を感じていません。
いずれ、体力が衰え、移動手段が制限されれば、
間違いなく、生活が厳しくなります。
今から、いろいろ、策を考えています。